「うちのトイプードル、ご飯の量はこれで合ってる?」
トイプードルは体が小さいぶん、10gの違いが体重に大きく響く犬種です。体重3kgの子にとって、1日10gのフードは必要カロリーの1割以上にあたります。
この記事では、トイプードルの1日のご飯の量を体重別の早見表と、愛犬に合わせて出せる計算方法で紹介します。
結論:体重3kgの成犬なら1日およそ70〜90g
| 体重3kgのトイプードル(成犬) | 1日の量の目安 |
|---|---|
| 避妊・去勢済み・おとなしい | 約73g(255kcal) |
| 避妊・去勢済み・普通の運動量 | 約82g(287kcal) |
| 未避妊・未去勢・普通の運動量 | 約91g(319kcal) |
※ 100gあたり350kcalのドライフードの場合。フードのカロリーが違えば、グラム数も変わります。
同じ3kgでも、条件によって1日20g近く差が出ます。袋の表示だけで決めず、愛犬の条件に合わせて計算するのがおすすめです。
トイプードル(成犬)の体重別 ご飯の量 早見表
トイプードルの体格は個体差が大きく、2kg台の小柄な子から5kgを超える子までいます。今の体重に近い行を見てください。
| 体重 | 避妊・去勢済み おとなしい(×1.6) |
避妊・去勢済み 普通(×1.8) |
未避妊・未去勢 普通(×2.0) |
|---|---|---|---|
| 1.5kg | 43g(152kcal) | 49g(171kcal) | 54g(190kcal) |
| 2kg | 54g(188kcal) | 61g(212kcal) | 67g(235kcal) |
| 2.5kg | 64g(223kcal) | 72g(251kcal) | 80g(278kcal) |
| 3kg | 73g(255kcal) | 82g(287kcal) | 91g(319kcal) |
| 3.5kg | 82g(287kcal) | 92g(322kcal) | 102g(358kcal) |
| 4kg | 91g(317kcal) | 102g(356kcal) | 113g(396kcal) |
| 4.5kg | 99g(346kcal) | 111g(389kcal) | 124g(433kcal) |
| 5kg | 107g(374kcal) | 120g(421kcal) | 134g(468kcal) |
| 6kg | 123g(429kcal) | 138g(483kcal) | 153g(537kcal) |
※ 100gあたり350kcalのドライフードを使った場合の1日量です。
※ 「おとなしい」は室内中心で散歩が短めの子、「普通」は1日2回・合計30分〜1時間ほど散歩する子が目安です。
太り気味・痩せ気味のときは「今の体重」で計算しない
上の表は、今の体型がちょうどよい子向けです。太り気味の子を今の体重で計算すると、太った体を保つための量になってしまいます。体型が気になるときは、獣医師と相談して決めた目標体重で計算してください。体型の見方はBCS(ボディコンディションスコア)の記事で解説しています。
トイプードルのご飯の量の計算方法
早見表にない体重や、カロリーの違うフードを使っている場合は、次の3ステップで計算できます。
- 安静時エネルギー要求量(RER):RER = 70 × 体重(kg)の0.75乗
- 1日の必要カロリー(DER):DER = RER × 係数(避妊・去勢済みで普通の運動量なら1.8)
- 1日のフード量:DER ÷ フードの100gあたりカロリー × 100
計算例:体重3.2kg・去勢済み・普通の運動量
フードは100gあたり370kcalとします。
- RER = 70 × 3.20.75 ≒ 168kcal
- DER = 168 × 1.8 ≒ 302kcal
- 302 ÷ 370 × 100 ≒ 1日82g
朝夕の2回に分けるなら、1回あたり約41gです。
0.75乗の計算はスマホの電卓では手間がかかります。DogCalの計算ツールなら、体重・年齢・避妊去勢・活動量とフードを選ぶだけで、1日のグラム数がすぐに出ます。
係数の決め方や式の詳しい説明は、犬の1日の必要カロリー計算方法で解説しています。
トイプードルの子犬のご飯の量
子犬は体を作るために多くのエネルギーを使うため、成犬より大きな係数を使います。DogCalでは生後4か月未満は RER × 3.0、生後4〜12か月は RER × 2.0 で計算しています。
| 今の体重 | 生後4か月未満(×3.0) | 生後4〜12か月(×2.0) |
|---|---|---|
| 0.5kg | 33g(125kcal) | 22g(83kcal) |
| 0.8kg | 47g(178kcal) | 31g(118kcal) |
| 1kg | 55g(210kcal) | 37g(140kcal) |
| 1.5kg | 75g(285kcal) | 50g(190kcal) |
| 2kg | 93g(353kcal) | 62g(235kcal) |
| 2.5kg | 110g(418kcal) | 73g(278kcal) |
| 3kg | 126g(479kcal) | 84g(319kcal) |
※ 100gあたり380kcalの子犬用ドライフードの場合。
※ 子犬は体重がどんどん変わるので、1〜2週間ごとに体重を量って計算し直してください。
トイプードルのような超小型・小型犬の子犬は、空腹の時間が長いと低血糖を起こしやすいと言われています。ぐったりする、ふらつくといった様子があれば、すぐに動物病院に相談してください。月齢ごとの考え方は子犬の餌の量の計算方法で詳しく解説しています。
1日の回数の目安
| 月齢・年齢 | 1日の回数 |
|---|---|
| 生後2〜3か月 | 4回 |
| 生後3〜6か月 | 3〜4回 |
| 生後6か月〜1歳 | 2〜3回 |
| 1歳以降 | 2回 |
計算した1日量を回数で割ってあげます。回数を増やしても、1日の合計量は変えません。
トイプードルの体重管理で気をつけたいこと
1. おやつのカロリーが大きく響く
体重3kgの子の1日の必要カロリーは300kcal前後です。ジャーキー1本で20〜30kcalほどあるものもあり、数本で1日の1割を超えてしまいます。おやつは1日の必要カロリーの10%以内にして、あげた分はご飯から減らしましょう。具体的な計算はおやつの10%ルールの記事で紹介しています。
2. 避妊・去勢後は量を見直す
避妊・去勢手術のあとは、同じ量を続けると太りやすくなります。上の表のように、手術済みの子は係数が小さくなります。詳しくは避妊・去勢後のフード量の記事をご覧ください。
3. 体重は月1回、同じ条件で量る
小さな犬ほど、100〜200gの増減が見た目ではわかりにくいものです。抱っこして人と一緒に体重計に乗り、人の体重を引く方法でもかまいません。月に1回、同じ時間帯に量って、増えていたら量を5〜10%減らす、減っていたら5〜10%増やす、と調整していきます。
4. 足腰のためにも太らせない
トイプードルは、膝のお皿がずれる「膝蓋骨脱臼(パテラ)」が多い犬種として知られています。体重が増えると足腰への負担も増えるため、適正体重を保つことが大切です。足を浮かせて歩く、スキップするような歩き方をするといった様子があれば、動物病院で相談してください。
よくある質問
トイプードルの袋の表示どおりにあげてもいいですか?
袋の表示は、未避妊・未去勢で標準的な運動量の犬を想定して、多めになっていることがよくあります。室内中心で避妊・去勢済みの子では、表示より少ない量が適量になることが多いです。詳しくは袋の表示と適正量のズレの記事で解説しています。
ご飯を残すときは量が多いのですか?
量が多すぎる場合もありますが、フードに飽きた、おやつでお腹がいっぱい、体調が悪いなど、理由はさまざまです。体重が減っていない・元気があるなら様子を見て、体重が減る、元気がないといったときは動物病院を受診してください。
ティーカッププードルやタイニープードルも同じ計算でいいですか?
はい。「タイニー」「ティーカップ」はトイプードルの中でも特に小柄な子を指す呼び方で、計算方法は同じです。犬種の呼び方ではなく、今の体重で計算してください。体重が2kgを下回る子は特に、少しの量の差が大きく響くので、キッチンスケールで量るのがおすすめです。
ウェットフードやトッピングを足すときは?
足したもののカロリー分だけ、ドライフードを減らします。計算方法はトッピングしたときの引き算の計算術で紹介しています。
まとめ
- トイプードル(成犬・体重3kg)のご飯の量は、1日およそ70〜90gが目安(350kcal/100gのフードの場合)
- 避妊・去勢の有無や運動量で、同じ体重でも1日20g近く変わる
- 子犬は生後4か月未満で RER × 3.0、4〜12か月で RER × 2.0。1〜2週間ごとに計算し直す
- おやつは1日の10%以内。月1回体重を量って、5〜10%ずつ調整する
ほかの体重・犬種の目安は犬のご飯量 体重別早見表や小型犬のご飯量の記事もあわせてご覧ください。








