ドッグフードのパッケージ裏にある「給与量一覧表」。
多くの飼い主さんが、この表を見て毎日のご飯の量を決めていると思います。
しかし、獣医師やトレーナーの間では「袋の表示通りにあげると太ることが多い」というのは公然の事実です。
なぜ、メーカーの推奨量は「多すぎる」ことが多いのでしょうか?そこには、メーカー側の事情と、統計的な安全策が関係しています。
1. 「平均的な犬」は存在しない
パッケージの表は、あくまで「未避妊・未去勢」で「標準的な運動量」の犬を基準に作られていることがほとんどです。
しかし、日本の家庭犬の多くは:
* 避妊・去勢手術済み(→ 代謝が落ちる)
* 室内飼育がメイン(→ 運動量が少なめ)
* シニア期に入っている
という条件に当てはまります。つまり、パッケージの想定よりも実際の消費カロリーは低いケースが圧倒的に多いのです。
2. メーカーの「安全率」というロジック
もしメーカーがギリギリの少ない量を推奨して、犬が痩せ細ってしまったらクレームになります。そのため、メーカーは「これだけあげれば絶対に栄養不足にはならない」という、少し多めの安全マージンをとった数値を記載する傾向にあります。
これは製品として正しい姿勢ですが、ダイエットが必要な現代のワンちゃんにとっては「罠」になりかねません。
「体重」ではなく「個体差」で計算する
本当に正しい量を出すには、体重だけでなく、以下の要素を数式(係数)に組み込む必要があります。
- 年齢(パピー?成犬?シニア?)
- 状態(避妊去勢済み?妊娠中?)
- 体型(太り気味?痩せ気味?)
これらを掛け合わせた「活動係数」を使って計算しない限り、適正量は出せません。
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「難しそう…」と思った方も安心してください。当サイトの計算システムは、獣医学で使用されるこの複雑な計算式(DER計算)をプログラム化しています。
袋の裏を見るのは、カロリー(kcal/100g)を確認する時だけでOK。
給与量の決定は、パッケージの表ではなく、愛犬のデータに基づいた計算結果を信じてください。







